アフターピル（緊急避妊薬）

避妊をしなかった、コンドームが外れてしまった、性行為後にコンドームを見たら破れていた、避妊なしの性行為を強要された・・・。そんな時に緊急で、性行為後の妊娠を防ぐ薬が、アフターピルです。 コンドームも避妊率は100%ではありませんし、失敗するリスクは決して低くありません。緊急時に効果が高いアフターピルをご紹介していきます。

エラとは

エラは性行為から120時間（5日）以内の内服で間に合うアフターピル（緊急避妊薬）です。ヨ ーロッパやアメリカでは承認されているメジャーなアフターピルではありますが日本国内ではまだまだ一般的ではありません。「ウリプリスタル酢酸エステル」を主成分とし、大きな特徴は従来のアフターピルが72時間以内の内服が必要だったことに対し、エラは性行為後120時間以内(5日間)であれば妊娠を防ぐ効果があります。どうしても性行為の後72時間以内にアフターピルを内服することが難しい場合は、エラをお選びいただくことをおすすめします。ただし、120時間以内であれば確実に効果が得られるとは限りません。早めの方が避妊確率は高まりますので出来るだけ早急にご来院ください。

エラの効果

排卵の抑制（遅延）・着床の阻害によって妊娠を防ぐと言われています。

注意事項

1回目のピルは必ず性交後120時間以内に服用してください。なるべく早く服用する方が緊急避妊効果は高くなります。できるだけ24時間以内に速やかに来院してください。

●ご自分の判断で服用するピルを増やさないでください。

●薬を内服後早ければ3〜4日で消退出血（生理のような出血）が来ますが、月経予定日まで出血がない場合もあります。

●予定通りの月経が来てもその出血が妊娠初期の不正出血である可能性は否定できません。

●次の生理が来るまではコンドームを使うなどして避妊することが必要です。

●予定された生理よりも出血が1週間以上遅れるようでしたら、産婦人科を受診してください。

以下に該当する方は服用できません。

●妊娠中の方

●心臓の病気をお持ちの方

●腎臓の病気をお持ちの方

※授乳中の方は、服用する前に医師に相談して慎重に判断する必要があります。

※プロゲスチンを含む避妊薬、レボノルゲストレル、セイヨウオトギリソウを含む食品、結核の薬などを服用している方はエラの内服を控えていただく必要があります。

※アフターピルは医療用医薬品のため、基本的にはクリニックを受診しないと購入できません。エラを取り扱う通販サイトはありますが、海外から購入した「個人輸入品」には粗悪品や偽物といったリスクが伴います。エラの使用・購入を考えている方は、医療機関を受診してください。

よくあるご質問

Q, 未成年でも処方してもらえますか?

処方いたします。保護者の同席同意書は不要です。

Q, 内服時期が早いほど効果が高い?

早いほど避妊率は高まります。性交渉から72時間以内の服用で97〜99%避妊できます。 性交渉から72時間以上経過した場合は、 5日以内に内服可能なエラをお勧めします。

Q, 内服後、吐いてしまった場合は?

服用後2〜3時間以内に吐いてしまった場合は、再度服用をお勧めしております。クリニックへ受診をお願いいたします。

Q, 処方に保険証は必要ですか?

 必要ありません。

Q,エラ服用後にまた避妊に失敗した時の対処法は？

エラ服用後にまた避妊に失敗した場合、2回目の服用は可能です。ただし同じ生理周期の中で服用を繰り返すのは有効性が保証されていません。2回目の服用でどの程度妊娠を阻止できるかわからないため、一度エラを服用したら次の生理周期に入るまで性交渉を避けてください。またエラを服用する前に異なるアフターピルを服用していた場合にも、自己判断をせず医師に相談する必要があります。

☆ピルの処方の流れ

問診票の記入、体重、必要な場合は採血検査、ピルの説明、処方、お支払いとなります。問診票ではピルの服用が問題ないかを判断するためいくつかの質問をさせていただきます。

料金

※料金はすべて税込み表示となっております。

アフターピル（緊急避妊薬）

詳細

通常料金

エラ 1錠（30mg）

16,000