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低用量ピル

マーベロン28

低用量ピルとは

低用量ピルは毎日の内服により排卵を抑制し、避妊効果や生理周期に伴う体の不調を改善させる効果があります。低用量ピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)・⻩体ホルモン(プロゲステロン)の2種類のホルモンが少量ずつ含まれています。これらのホルモンが脳の視床下部と下垂体という場所に作用し、排卵を起こすために必要なホルモンの分泌がストップします。その結果、避妊効果が得られ、その他、生理周期に伴う肌荒れや月経痛、PMSの改善などの効果が期待できます。

マーベロン28とは

マーベロン28は、28日タイプの第3世代1相性低容量ピルです。21日間は白色の実薬を服用し、その後7日間は緑色の偽薬を服用します。マーベロン28は避妊効果だけでなく、ホルモンバランスを整えることによってニキビを改善させる効果も期待できます。ゲストデンと呼ばれる⻩体ホルモンが使用されており、避妊効果をキープしたまま、男性化の症状や副作用を抑えれたお薬です。1錠に含まれているホルモン量がすべて同じため、飲み間違いを防ぐことができます。

マーベロン28で期待できる効果

  • 避妊効果

正しく服用すれば、その効果は99.7%程度といわれています。月経初日から5日目までの間に服用を開始し、7日間以上飲み忘れしなければ排卵が抑制され、避妊効果が期待できます。

  • 月経困難症やPMSの改善

月経困難症の原因は排卵、PMSの原因は⻩体ホルモン分泌の急激な変動といわれています。そのため、低用量ピルで排卵が抑えられホルモン分泌の急激な変化がなくなることで、月経困難症やPMSの改善の効果があります。また、子宮内膜が薄く保たれることによって経血量が減ることも、生理痛の軽減につながるといわれています。

低用量ピルの内服期間の中に休薬期間(偽薬の期間)を設定します。この時に消退出血(生理のような出血)が起こるようになるため、月経不順が改善できます。さらにこの仕組みを利用して月経をずらす事も可能になります。

  • 多毛やニキビの改善

ホルモン分泌量が不安定になると肌トラブルが起こりやすくなります。これに対し、低用量ピルでホルモン分泌量を安定させることで、ニキビや肌荒れ改善につながるといわれています。第三世代のマーベロンは男性ホルモンの抑制効果が高いため、特ににきびや多毛症の改善に効果が期待できます。

服用順を間違えても安全性に影響がない

飲み忘れを防ぐ曜日シール付き

副作用が起きづらい

生理日の移動がしやすい

実薬と偽薬(プラセボ)が色で異なるため一目でわかる

内服方法(28錠)

1シートに7錠×4週間分の28錠入っており、実薬は白色の21錠で、4週目の7錠分は緑色の薬効成分が入っていない偽薬になっています。偽薬は色分けされて間違えないようになっています。

最初は月経開始日から飲み始め、1日1回1錠を21日間飲みます。その後の7日間は偽薬を飲み、また新しいシートを始めるというサイクルを繰り返します。偽薬の期間に消退出血(生理のような出血)が見られます。休薬期間がないため、飲み忘れや飲み遅れの心配がいりません。

飲む時間帯は?

飲み忘れない時間帯であれば特に指定はありません。平日でも休日でも、一定の時間帯で内服するようにしましょう。

飲み忘れた場合は?

1日分であれば気づいたときにすぐ服用します。この場合、1日に2錠飲むことになったとしても問題ありません。2日以上の飲み忘れは生理が起こる可能性がありますので、医師に相談しましょう。一度服用をストップして生理が来たタイミングで再開するなどの対応が取られます。

低用量ピルでよくある質問

Q,不正出血があります。大丈夫ですか?

1枚目の場合は不正出血が時おりみられますので様子をみてください。毎日決まった時間帯に内服を続けることで不正出血は落ち着いてきます。2枚目以降で不正出血がある場合はご相談下さい。

Q,いつから飲めばいいですか

生理の初日から飲み始めます。

Q,何歳から飲めますか

初潮から6ヶ月以降であれば内服可能です。

Q,どのくらいで避妊効果は実感できますか

飲み始めて1週間くらいで避妊効果が出始め、その後、内服を続けていけば避妊効果が持続します。

Q,中用量ピルとの違いはなんですか

ピルには主に中用量ピル・低用量ピル・超低用量ピルの3種類があります。これらは成分はほとんど同じですが、ホルモン配合量が異なります。中用量ピルはホルモン配合量が50ナノグ ラム以上、低用量ピルは50ナノグラム以下、超低用量ピルは30ナノグラム以下となっています。

中用量ピルは低用量ピルと比べると副作用が起きやすく、緊急避妊薬として使うことが多いですが、月経日をずらすために使うこともあります。

Q,1相性ピルと3相性ピルとの違いはなんですか

1相性ピルは1シートの中で実薬のホルモン量が一定に配合されています。飲む順番を間違えたとしても影響がないこと、生理日の移動がしやすいことがメリットとして挙げられます。

3相性ピルは1シートの中でホルモン量を3 段階で変化させることで自然なホルモンバランスの変化に近い状態が作れるため、不正出血が起こりにくいというメリットがあります。

副作用と注意事項

頭痛、悪心、発疹、肝機能異常、不正出血などが起きることがあります。その他、⻑期間服用することで、性欲の減退や抑うつ症状を感じたという副作用の症例も少数ながら報告されています。

ただ、吐き気や不正出血などの副作用は、飲み始めから1〜3ヶ月の間に現れやすく、飲み続けることで治まることが多いです。さらに、第二世代の低用量ピルと比べると、エストロゲンの配合量が抑えられているため、胸の張りや頭痛などの副作用が起こりにくいといわれています。

☆ピルの処方の流れ

問診票の記入、体重・血圧測定、必要な場合は検査、ピルの説明、処方・お支払い、となります。問診票ではピルの服用が問題ないかを判断するためいくつかの質問をさせていただきます。

☆ピルを処方できないケース

  • 下記に該当する場合は処方できない可能性があります。

血栓傾向がある方

喫煙者の方

高血圧や高脂血症の方

がんの可能性がある方

視界がキラキラした後に偏頭痛が起こる方

BMIが30以上の肥満の方

ピルとの併用で効果に影響がでるお薬や健康食品を摂っている方

肝機能が低下している方

上記に該当する場合は医師にご相談ください。

料金

※料金はすべて税込み表示となっております。

低用量ピル
詳細
通常料金
マーベロン28
¥3,000
採血検査
¥3,000
  1. 低用量ピル